収蔵・貸出 |
日本には、社会的認知、マーケット規模、公的補助、税制など多くの面で、現代美術家の活動に厳しい環境が存在します。こうした中で、歴史的な大業を成し遂げ得る才能を持ちながら、日本国内で十分な支援が得られないため、海外への移住を余儀なくされる作家も少なくありません。
深瀬記念視覚芸術保存基金では、こうした厳しい環境の下で苦闘する秀抜な作家のうち幾人かの活動を、作品を買い上げたり、展覧会等に貸与したり、展覧会、レジデンスなど様々な機会に推薦していくことなどによりサポートしています。特に、宮島達男、曽根裕、昭和40年会(会田誠、有馬純寿、小澤剛、大岩オスカール幸男、土佐正道、パルコキノシタ、松蔭浩之)、島袋道浩、武盾一郎(敬称略)らに対して重点的に支援してきました。
また、基金収蔵作品(2007年10月1日現在 約650点)について、作家本人、公的団体または取扱ギャラリーからの依頼に基づき、展覧会での展示のため有償・無償で貸し出しています。その要となる運送費、保険掛け金は主催者に負担をお願いしています。
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展覧会・イベント企画
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日本の現代美術作家を中心とする、独自性が高く実験的な展覧会等(イベント、フェスティバル、コンペティション、ワークショップを含む)を、企画・運営します。その形態には、企画/プロデュース、主催/共催、協力/斡旋など、様々なものがあります。2007年10月1日現在まで、通算80件の展覧会等に携わっています。
なお、基金外部から委託を受けて、展覧会企画を行う場合は、委託者に実費負担をお願いしておりますが、基金がその企画内容を重要と認める場合は、この限りではありません。 |
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助手制度
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アート・マネジメントやキュレーションを実務を通じて体得する機会を増やす目的から2002年1月に助手制度を導入しました(アシスタントは2000年11月から在籍)。ボランティア・ワーク中心ですが、案件により基金から謝礼が支払われます。2007年10月1日現在、4名の助手が在籍しています。目下、フェスティバルのコーディネーションを担当する助手を募集中であり、希望者には随時面接を行っています。
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Fukase and Associate Curators
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2007年5月から、代表とキュレーションを行う助手によるチームを、基金のキュレーション分科会「Fukase and Associate Curators」として基金内に設置しています。2007年10月1日現在、メンバーは代表(深瀬鋭一郎)および助手2名(花坂陽朗、吉田有希)です。 |
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メーリング・リスト
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深瀬記念視覚芸術保存基金と、そのキュレーション分科会であるFukase and Associate Curatorsの活動について情報配信や意見交換を行うため「fukaseandassociatecurators 深瀬記念視覚芸術保存基金」という名称のYAHOO!グループを開設しています。参加希望者はご自由に参加できます。2007年10月1日現在、メンバー数は900名(視覚芸術・クラフト・パフォーミングアート系グループメンバー数では4位の規模)です。
参加ご希望の方はこちら。
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芸術で地球を救う会
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平和・環境活動に力を尽くした歴史上の芸術家(ドストエフスキー、ジョン・レノン、ヨーゼフ・ボイス、アンドレ・シュレアス、ジョルジュ・ルソー、アンドレイ・タルコフスキーなど)の例に倣い、芸術の力で人の心を動かし、武力紛争や地球温暖化などの脅威から地球を守ろう、とする有志の集まりです。会則はありません。芸術で地球を救おうと思ったその日から、あなたも芸術で地球を救う会の会員です。(希望者には会員証を発行しています。2007年10月1日現在、会員証発行数は名)
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